宇宙機器の開発では、予算が限られているため、安価な汎用コンピュータを採用することがありますが、放射線が非常に強い宇宙空間での動作に対する信頼性に不安が残るかもしれません。信頼性を高めるためには、放射線耐性が高い部品が搭載されたコンピュータを採用する選択肢がありますが、これらの製品は高価格であり、かつ製品を購入するだけでは宇宙でのミッションで起こる全てのトラブルを解決できるわけではありません。
Space Cubicsは、低コストでありながら、宇宙機器に必要な高い信頼性を持つ製品を提供します。
一般に、ほとんどの高信頼性コンピュータには耐障害性機能が標準で備わっていません。
たとえ放射線耐性が高い部品が搭載されているコンピュータでも、強い放射線によって引き起こされる障害(記憶されているデータが化けてしまうなど)が起こることがあります。宇宙機器の場合、ハードウェアに障害が発生しても部品交換はできず、またソフトウェアの問題でも地上から復旧は困難です。
Space Cubicsの製品は障害は必ず起こるものだという前提のもと、障害からの速やかな復旧が重要だという考えに基づき、多くの耐障害性機能を備えています。例えば、コンピュータを複数台同時に稼働・連携することで冗長性を持たせたり、データ異常が発生することを想定して同じデータを複数個所に保存し、多数決でデータの正当性を判定する機能を備えているので、障害が発生したコンピュータやデータを自動で復旧することができます。
Space Cubicsの製品の最も良いところは、ユーザーがミッションに必要な機能の開発だけに専念することができることです。我々の製品には、耐障害性機能以外にも、宇宙機器でよく使用されるミドルウェアやプロトコル(ISS互換ネットワークプロトコル、TTEthernet、cFSなど)や、宇宙以外の分野でよく使われているROS(Robot Operating System)などもサポートします。また、ソフトウェアやハードウェア(CPUボード、FPGA)のカスタム開発やコンサルティングも承ります。
Space Cubicsは低価格な宇宙用コンピュータと宇宙開発に関するトータルサポートを提供することで、宇宙開発への参入を手軽にし、日本はもとよりアジアを中心とした民間の宇宙産業発展に貢献します。
JAXAが国際宇宙ステーションで培った信頼性設計技術を基にキューブサット用に最適設計した宇宙用コンピュータです。Xilinx製 Artix-7 FPGAを採用し、インターフェースの種類や数をユーザ毎に柔軟に対応することができます。キューブサット以外の宇宙機や地上の産業用途にも使用可能です。
Partial Reconfiguration/Triple Modular Redundancy
Redundancy
Zephyr webサイトはこちら
ECC and Memory Scrubbing
Redundancy
Redundancy
Redundancy
Input Power Line Redundancy with Current & Voltage Monitor
本価格は期間限定の特別価格となります(価格適用の条件はこちら)
SC-OBC Module A1と衛星を接続するための基板開発を受託します
SC-OBC Module A1(以下、「本製品」と表記します)は自社開発衛星による宇宙実証を予定しております。本価格は宇宙実証までの期間限定の特別価格となります。
特別価格が適用される条件は以下のとおりです。
弊社人工衛星に搭載するため、PC104形状に合わせたインタフェースボードの上にSC-OBC Module A1を搭載した形態
インタフェースボードに搭載したSC-OBC Module A1が組み込まれた人工衛星(写真は開発中のもの)
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